先入観や業界の“常識”に囚われていたりして、ときに“手段の目的化”が起こっていることがある。
たとえば「ページビューを増やしたい」とか「最後まで読まれるカタログを作りたい」っていうオーダーは、手前のほうにあるひとつの評価指標でしかなく(最終的にはKPIにすらならないかもしれない)って、本当の目的(施策のゴール)は“PVを増やす”ことじゃなくて、「新規のリードを増やしたい」ということであったり、その場合そもそも「既存のリードはどうなってんの?」というのも併せて考えないと、ザルで水を掬うことになってしまう。
最後まで読ませることは手段であって、実現したいことは「概要を理解してもらう」ことだったり、「好意的な印象の形成」をすることであり、そのために継続的な関係を築くことこそが考えるべきタスクだったりする。