新年はなにかと抱負を語りたくなるものだけど、今年はそういう気分にならない。

それはけっして、やる気がなく無気力ってわけではなく、あえて言うまでもなく自分なりに定まっているからなのかもしれない。

昨年は、IDL(INFOBAHN DESIGN LAB.)メンバーとして、「デザイン」という領域にチャレンジした。

このチームのメンバーは専門性が高く、プロフェッショナル意識も非常に高いので、振り返ってみると自身のキャリアにおいて、転換点といえる一年を過ごした。

一言でいうのは難しいが、それは「執着」との向き合いだったように思う。

これまでの経験への執着、自らの立場への執着、人への執着、ありとあらゆる執着を、捨てるというよりそれらを理解してフォーカスすべき本質を見失わないこと。そんな学びの機会をたくさんいただいた。

事業やその組織、そのワークスタイルやマインドセットをデザインの力で変革すること、その進化を促す触媒になること。

クソ生意気にも日本の中小企業を変えたいと志していた10数年前とは、手法もアプローチも違うけど、「来るべき場所に来た」という感がある。

今年はもっと“違う”ところに行きたい。

ちなみに、今年からちゃんとmedium始める。