「部下」と呼ばれることについて何か特別な気持ちはないのだけれども、誰かを「部下」と呼ぶのは、実はあまりピンとこない。

実際に組織体制上、「部下」と呼ばれる人がこれまでも居たし、今も居るけれど、「部下」って呼んだことはあまり記憶にない。

それはマネジメントやリーダーシップという果たすべき役割からの“逃げ”と言われたこともあったけど、意に介さずというカンジ。

そういう心持ちにピッタリとフィットするインタビュー記事がCOBSという会員誌にあった。日本コカ・コーラ会長 魚谷雅彦氏へのインタビュー。

僕らは若い世代に対して偉そうに“命令”するのではなくて、インスパイアする存在でなければならない

インスパイアつまり「鼓舞する」存在であれ、と。

組織における上司や先輩とは、若手を鼓舞し、コミットメントさせるよう導く存在であるべきでしょう

どうやって鼓舞して、決意させる存在になるかってのを考えるのは、ずっと何となく考えてたことのように思う。いかに命令して動かすかって楽しくないねんなぁ。(もちろんこれ自体を否定するわけちゃうし、こういう上司のほうがやりやすい部下もきっと居るでしょう)

最後にToDoListとして以下が挙げられている。

  • 志を持つ。
  • 本をたくさん読む。
  • 人の話をたくさん聞く。
  • 迷ったら人に相談をする。
  • 目の前のことをきちんとこなす。

志を「持つ」ってのはもちろん大切やけど、志を「得る」ともいうので、「持ってない」ことに拘泥する前に、本読んで、話を聞いて、目の前のことこなしていくのが大切なんかなと思う。