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Category: 思索巡り (page 5 of 6)

審査するほうが試されている

あるプロジェクトを進めるにあたって、パートナー企業を決定するためにコンペを実施するときがあります。また、社内でも新規企画に対して投資する審査会みたいなものもあります。

最近、これらの当事者になりました。コンペは主催者側(つまり提案を受けて審査する側)で、審査会は企画書を提出する側(つまり審査される側)でした。

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スピリチュアル・キャピタル

いつも僕のモチベーションにエコなガソリンを継ぎ足してくれるメルマガがある。電脳市場本舗Marketing Surfin’がそれ。坂本さんのことは勝手に私のマーケティングの師匠と思わせていただいていて、数あるメルマガのなかでも必ず読むものの一つとなっている。

最新号では、医薬品大手のメルク社の事例が紹介されている。中近東など貧困国が苦しむ伝染病の特効薬を開発し、それを必要とする人には無料で配布したというお話。 Continue reading

ゆとり感覚

私の個人携帯はauのINFOBARです。個人的な所感としては、日本では今だにこれを超える携帯電話って出てないと思っています。で、海外に目を向けたときにはやはりiPhoneが気になって仕方ない。というわけで、INFOBARの生みの親がiPhoneを通してモノ作りのセンスを語られるとスッと腹に落ちます。

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クエリからスタートしない検索

今日、C2cube株式会社さまの製品説明ミーティングに参加させてもらった。
「機能素解析アルゴリスム」を開発した企業で、それがなんたるかはサイトやそれを利用したサービスを見てもらうとして、つまりは非常に複雑な日本語をうまく整理して、コンピュータの世界でも扱いやすくするという技術およびそれを応用した製品サービスを提供する企業。とくに口語体の扱いに特化されており、表記や文法のゆらぎをうまく吸収することができるみたい。

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誰のための保護法なのか?

はじめに、このエントリについては個人情報保護法やJISを読み込んだ上での発言ではないということを申し上げておきます。

取得した個人情報の取り扱いを厳格に行っていくことに際して、個人情報保護法やJIS規格の解釈について相変わらずバタバタとしている。

情報システムの現場でも、その対策のためのシステムというのは関心が高いが、導入した結果、実務に影響を及ぼし、“対策”=“不便の始まり”というのが現実であることが多いように思う。こうなってくると何のためのシステム化か良く分からない。

それは、リスクをヘッジしたい部門(CSRや情シス)とリスクを取る部門(営業やマーケティング)との意識の乖離がその根本にあると思う。

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当事者意識が、最終的に得をする

ある程度の規模の企業で働いていると、自ら率先して、つまり当事者として積極的に関わらなくとも会社は回る。そんな人がいるから会社がダメになるとか、間接コストが増大している、というのは間違いないのだが、残念ながら現実はそうなっている。
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喪失マーケティング

コミュニケーションデザインのプロフェッショナルを目指す私としては、現状(会社におけるマーケティング機能のプライオリティの低さ)について非常に苦々しく思っていると同時に、効果を定量的に示せない自らに対する不甲斐なさをそれ以上に強く感じている。
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量子力学的広告宣伝

今日は夕学五十講 に行ってきた。「仮説思考のすすめ」と題した竹内薫氏の講演。
仮説力とは、柔軟さであり、強靭さであり、臨機応援、想像力と説き、現状も何らかの常識に囚われており、そこからいかに脱却し、仮説力を養うか、というお話。
そのなかで「ソファ問題」というのを演習として取り上げられていた。あと、朝永振一郎博士の「くりこみ理論」の話など久しぶりに物理に触れた。
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日立風ワークスタイル

常日頃思っていることは、SIerとして考える範囲が“パソコンの画面の中”だけでは不十分で、投資対効果を最大化することはできないということ。たとえば、イントラブログなどを導入しても、ミーティングのやりにくいオフィスでは、社員間コラボレーションなど生まれないというように。だから、ワークスタイル全体を捉えて、画面の外側にも意識を向けないといつまでたってもシステム投資に対する正しい評価をいただけないと思っていた。
こういう全体最適な思考は、自社でも実践していないとイマイチ説得力を得ることはできないと思う。そういった意味では、日立グループの取り組みは、注目したい。
リンク: 日立風ワークスタイルがソリューション化–「ワークスタイル改革ソリューション」 – ZDNet Japan.

ワークスタイル改革ソリューションでは、まず専門のコンサルタントが現在の業務形態の診断し、新しい業務形態のコンセプトや最適な職場環境の提案と実現までの計画を立案する。その上で、この計画を実現させるためのオフィス設計からITシステムを含めた業務環境の構築、運用サービスまでを日立グループが提供する。

大企業病「人材豊富」

企業は人の集合体であり、人材こそが企業の唯一の財産である。
とくに不動産など有形の資産を持たない情報サービス業では。

これは人材開発という観点からよく言われることで、そのとおりだと思う反面、この言葉に甘んじていることこそ、いわゆる“大企業病”の本質ではないかと思う。

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