社外はとくにそうだが、社内ブログにおいてもコメントを受け付けるのかどうか、単なる掲示板になってしまうのではないかという懸念はあると思います。雑談ぽいものをエントリとしてあげるのはいかがなものか、業務時間にして良いものか、などさまざまな懸念事項があると思いますが、コメント受付機能についてちょっとメモ。
というのは、以下のようなよくまとまったエントリを見たので。
すべての企業サイトはコメント機能が必要(POLAR BEAR BLOG

「コメント機能をオープンにすると、どんなコメントが付くか分からなくて恐い」という理由でビジネスブログですらコメントをオープンにしない場合がありますが、既にどんなサイトにも実は「裏コメント機能」が用意されているわけです。

コメント機能を実装しなければ、誹謗中傷コメントは発生しないというのは幻想で、すでにコメント機能は何らかの形で提供されている。そこで思うのは、自社サイトとそれ以外のサイトという境目が曖昧になっているというように感じます。アクセスしてきた人にとっては、そこがどういうサイトだろうが良くて、要するに情報として信頼に足るか、情報そのものに価値があるか、という価値基準なのかなと思います。そうしたときには、口コミという使いようによっては価値になりうる情報は、サイトに実装させておいたほうが断然良い。

少なくともプレスリリースなど新しい行動を発表する場では、サイト閲覧者が自由に議論を行える機能を追加しておいた方が有利だと思います。

同じ情報でも伝え方が変わると、受け方も当然変わる。ニュースソースとして価値を見出してもらうために、「これって、こういうことなんじゃない?」という新たな視点をそこに加えてもらうのは、非常に有効なように思います。

企業が用意しなければ、人々は自分達で議論する場を勝手に設置することを続けて行くと思います。

コメント機能を実装することで、何かを代替するということはなく、コメント機能を実装して、議論がしやすくなることで、はてブのコメントも増加するという相乗効果は見られるのではないかと思います。

アンダーグラウンドですから、誹謗・中傷コメントにも企業が表立って反論するわけにもいきません

これの対抗手段(表立って反論する場作り)という観点からも、コメント機能を検討しないといけないでしょうね。