「へんな会社」のつくり方を読みました。イントラコミュニケーションのヒントが凝縮されていました。引用しつつ備忘録的にメモします。

家庭内のコミュニケーションの話は、あまり仕事と関係ない気もします。しかし、親しい人間とどのようなコミュニケーションをとるかは、より大規模な組織やシステムにおける情報共有の成功にも関係してくる問題だと感じています。

先日、制作会社の女性社長に「野坂さんは、仕事関係の人たちにも奥さんのことを普通に話されますね」と言われました。彼女曰くすごく良いことだと言う。確かに家でもよく仕事の話をする。愚痴と言うよりかは、ヒントを求めているカンジ。全く違う視点からのコメントをもらうと、狭くなった視野をいとも簡単に広げてくれる。

「その情報を出すべきかどうか」を、情報発信者が判断しないということです。すべての情報を出しておいて、情報閲覧者が「その情報を読むべきかどうか」を判断すればよい。

社内ブログを導入したときに、最初にぶち当たる壁が「参加者が投稿しない」と言うものだと思います。その壁を越えるヒントかな、と。こういうことをトップがキチンと合意しているという点が重要だと思います。その上で

どうすれば「興味のある話だけを読む仕組み」を作れるか、と考えるべきでしょう。

テキストマイニングや社内サーチなど技術的にはワクワクするものが出てきています。

会議には「参加者全員の時間単価×会議時間」という膨大なコストがかかります。あっという間に数十万円という費用が飛んでいく会議の効率をいかに高めるか

こういう感覚って、乏しいなぁと自戒と実感が入り混じります。

日付が変わったり、ましてや徹夜をしたりといったことはありません

情報システム業界では、「あり得ない」ともいえるかもしれませんが、ヘトヘトな人にワクワクするようなソリューションを生むことはできないです。

社外との接点を増やす前に、まず社内での情報共有や対話能力を向上させることが不可欠です。

まさにこれを痛感し、イントラネットの夜明けを目指してます。

決まった産業構造がないからこそ、サービス提供者は自分の頭で考えてユーザーと対話していくことになります

ルール作ったモン勝ち。しっかりと軸を持っていればこれほど楽しい状態はないですね。

「不具合をゼロにする」ことと同時に、「不具合対処のプロセスをオープンにする」ことの重要性が増している。

今の情報システム業界、とくにSIerに決定的に不足している感覚だと思います。秘密は言ってしまったほうが気が楽なのは、恋の悩みとさして変わらないような(少々、強引)

予測市場は「違う立場を同じにした」というよりも「対象として考える時間的スパンを長くした」と言えるかもしれません

なるほど、僕になかった視点。

「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことを言う」と言ったのはアインシュタイン
小学生同士が野球で遊ぶときに「生産者と消費者」とか、「上司と部下」とか、「ルールを作る人と守る人」といった非対称な関係はありません。(中略)こういう子供のこころを持つことは、インターネットがもたらす変化に対する最大の防御であり、最大の攻撃手段ではないでしょうか

やっぱりワクワクするような仕事したいよなぁ。そのワクワクこそ人間としての最大の武器だと信じています。