サイトリニューアルのインパクト

自社サイトをリニューアルしました。
今回のリニューアルのポイントはいくつかあって、あらためてリリースを出す予定ではありますので、その際にきちんとリンクを張ろうと思います(^.^;
企業Webサイトは、もはや会社情報の配信サイトではなく、ビジネスに直結した重要なメディアです。特にBtoBビジネスにおいては、サイト上で売上が立つわけではないですが、数少ないユーザとのコンタクトポイントになっています。
よって、全体最適の視点というのは非常に重要になります。Webサイトを構築するというこは、事業戦略そのものを整理することに他ならないからです。実際、さまざまなディスカッションを通して出てくる課題はWebサイトとしての課題というより、経営戦略や事業そのものの課題ばかりでした。
そんななかでもサイトを再構築し、ラウンチするには強力なイニシアティブが必要になります。かといって、ステークホルダーの声にも耳を傾けないといけません。この「強力なイニシアティブ」と「ニーズに対する柔軟性」とのバランスが非常に重要であると改めて感じることができました。
リニューアルをすると必ず出てくる声が「前のほうが良かった」です。これをそのまま鵜呑みにすると一番最初のサイトが最も良かったということになります。
本質を見抜いて区分けしていく必要があります。つまり「慣れ」の問題で、時間が解決してくれることもあれば、実際に使いにくい部分もあるわけで、実際に使いにくい部分というのを抽出していかなければなりません。
この際に、弊害となるのが「上役が言っている」というまことしやかな論理です。サラリーマンとしては言うことを聞いておいたほうがラクという誘惑もあるわけですが、そこで心の中で唱えるのは、マネジメント基準として社内に展開したC.I.A.のひとつ“Integrity”です。完全性と訳されますが、これは「企業としての内面の強靭さと節操」と理解しています。つまり、社内事情に屈しない強い気持ちです。
誰にとって使いやすいサイトであるべきなのか？その奮闘記を少しずつご紹介できればと思います。（たぶん、つづく）

carpe diem