今朝はちょっぴり蒸し暑かった。

通勤電車でもオジサンたちはジャケットを着ながら汗をダラダラ流してたりする。その汗が乾くと匂いになる。そして、周りの人の集中力を少なからず削いだりする。もちろん僕だって例外ではない。その危険性と隣り合わせのオッサン。

そんなオッサンのためのソリューションはざっくりと二つ。

  • 服装を変える (汗をかきにくくする、もしくは吸水性や速乾性を向上させる)
  • 着替えを持って来る (汗が付いた衣服を隔離する)

クールビズというと前者を想定しているけど、どっちもクールなビジネスをするという意味でクールビズ。

前提条件変わったよね

スーパークールビズとかウルトラクールビズなんてキーワードも出てきて、Tシャツで通勤したりすると「スーパークールビズ?」なんて聞かれたり、社内講演のアンケートで「社員として相応しくない。受講者に失礼だ!」と叱られたりしてる。(ちなみに講演の日はTシャツではなく、ネクタイまでしているのだけど、シャツの裾を出していたのが気に障られた模様。高校生風の可愛いオッサンを目指したのに・・・残念)

すべてを3.11に関連付けるつもりは毛頭ないけれど、あの日以降あらゆるスタイルを変えるべきなんだと思ってる。変わらないのは、本来の目的や達成すべき成果、それに向けた真摯な姿勢。

定時前にエアコンが切れるんだから、パフォーマンスを出すためのスタイルというものがあるんだと思う。その際のたいていの論点は

  • どこまでカジュアルにしていいか?

という「中学校の校則」レベルの話でしかないのが、何とも思考停止すぎると思っている。「服装になんて思考を使わずに、業務に集中するんだ!」という人もいるだろうけど、そういう人に限って、他人の服装に文句つけたりする。文句つけるんだったら、「そのシャツには、もっとこういうシューズが良いよなぁ」とか「君には、その色は合わないよなぁ」とか言ってよ。

暑苦しさと見苦しさ

とはいえ、基準値がないと何とも心許ない。そこで新しい基準を考えた。服装うんぬんではなく、周りに与える影響を軸に定量化されている。

  • アツクルシーベルト (aqSv)
    いわゆる「暑苦しさ」を数値化したもの。たとえば、真夏にダウンコートとか着込んでる人を見るだけでコッチまで暑くなる。3人掛けの新幹線の座席にオッサンが5人も座ってたら見てるほうが気分が悪くなる。その今まで感覚でしかなかったものを数値化する。たとえば、ギュウギュウ詰めに座っているのがAKBの48人だったら暑苦しくない(たぶん)。よって、その人自身の風貌や雰囲気によって同じことをしてもaqSv値は変わる。
  • ミグルシーベルト (mgSv)
    上記と大いに関連する数値ではあるけど「見苦しさ」を数値化したものがこれ。aqSvが高いからといって、無闇に薄着になっても見苦しいだけでmgSvが上がってしまう。3人掛けの座席にAKBが48人も座っていたら見苦しいというか、純粋に苦しいのでmgSvは許容値を大幅に超える。注意が必要である。

会社からのお墨付きなんて

職場の入り口にaqSvやmgSv測定器を付ける事も可能で、許容値を超えた人は強制的にAXEルームに連行される。ジャブジャブ洗われてフロアに到着するけど、事業部長が<エッセンス>風味をプンプンさせているのも非常に微妙だ。

というわけで、この数値は各家庭で計測すべき。実は、測定器は妻や息子、娘、母親に内蔵されている。会社からのお墨付きなんていらないのです!お墨付きは、家族から貰えば良いのです!(独り暮らしは大家さんにお願いしましょう。)