社外にはあまたのWebサービスがある。検索サービスや、ソーシャルブックマーク、RSSリーダー、Webメーラー、インスタントメッセンジャー、ブログ、SNSなどなど枚挙に暇がない。
しかし、社内つまりイントラネット内は、ひどい。というよりも、インターネットの進化についていけていない。便利さのギャップは広がる一方。
Web2.0のコンセプトは、イントラネットという場に非常にマッチしていると考えている(いまさらではあるが)。というのは、企業というひとつの価値観のフィルタリングをかけられた人材の集合体であるからである。
しかし、社内の“Web2.0化”はなかなか進みにくい。それは業務とプライベートの切り分けや、セキュリティ上の問題などが原因であるが、そもそもその評価基準自体を見直さなければならないというところまできている。

というわけで、社内Webサーバにオープンソースの使えそうなツールや、MovableTypeEnterprizeなどをインストールし、整備を開始するところまでこぎつける事ができた。ベンチャーや動きの早い企業では、ツールを導入するのにこれほど時間はかからないに違いない。ここまでは、完敗。しかし、大切なのはこれから。集めうる知という意味では、いわゆるそれなりに腰の重い企業でも、ベンチャーの生産性に比肩するか、もしくはそれ以上にまで高められる可能性はある。
ここのところサボっていたが、今後はこのあたりの試用レポートを積極的にあげていきたいと思う。