私の本業は、広告宣伝。業務は、雑誌やネット媒体の広告宣伝企画や自社Webサイトの企画・制作、カタログなどの販促ツールの企画・制作などとなる。よって、純然たるスタッフ部門である。
しかし、最近、営業からの相談が多い。これまでなら「プロモーションをしたいけど、どうしたらいい?」だったが、ここ最近は彼らのお客さまへの提案に関する相談が増えてきた。それらは“Web”というキーワードが共通項としてある。お客さまがSEOをしたいとか、自社Webサイトの管理をラクにしたいとかいったものから、業務システムのインタフェイスに関わるものまで多岐に渡る。
これまでは、WebはWeb制作会社、業務システムはSIer、クライアントのアプリケーションはPKGベンダーからと線引きされていたが、いまやその境界がエンタープライズの世界でも崩れているのを実感できる。
やっと、ITの目的が「システム導入」から「円滑なコミュニケーションとそれによる生産性向上」になってきたのだと思う。
広告宣伝は、マーケティングコミュニケーションをデザインする仕事。SIerのビジネスに活かすべきノウハウが意外とある。