毎週金曜日、フジサンケイビジネスアイ最終面の特集「働く野性 モチベーション経営」がお気に入り。社内のモチベーションは業績に直結する問題。今、私が働いている職場でも課題となっている。
今週の特集は「亀田総合病院」。病院の概要はサイトを見たほうが早い。非常に良くできている。誰に何を伝えたいのかが明確になっているのだろう。記事の中では、この病院がいかに革新的な経営を行っているかが書かれている。
たとえば、面会時間が無制限ということ。患者の心境を考えれば当然のこととしながら、それを実現するためのシステム(面会者にIDカードを持たせる)に投資する。
また、一人暮らしの高齢者の家族はペットであることが多いということで、ペットと過ごせるラウンジやペット用のホテルが用意されている。
研修制度もユニーク。通常は、一人の医師に複数の研修医がつく。亀田では、それぞれの領域の第一人者が一人の研修医につく。そうすることで、上を抜く新しい人材が育つという。
院長の言葉

「給与を2倍出せば人が集まるわけではない。優秀な人間ほど、自分の能力が発揮・成長できる場を求めている。プラットフォームづくりがモチベーションには一番大切」

に深く共感。
知識労働者にとっては金だけじゃなく場が大切ということだが、いまや、そういった場が与えられていないと、知識労働者からスルスルと落ちていっているのではないかと思う。
モチベーションというキーワードでは、Wisodmモチベーションエンジニアリングによる企業革新という記事も面白い。これについては追々、書いていきたいと思う。