マーケティングプロフェッショナル講座の第三回「データベースマーケティング」に出席。データベースマーケティングについては、そろそろ(やっと)本格的に取り組みたい領域。RFIDといった非接触センサーやWeb、携帯電話などネットワークが高度化し、マーケティングデータも多種多様になり、データベースマーケティングも複雑化している。そこで大切なのは

  • 目的・意思決定
    何のために、どういう決定をしたいのか?
  • 規範・スキーマの構築
    どのように課題解決するのか?
  • 規制と修正
    得られたアウトプットをいかに適用し、そこからのフィードバックをいかに適用するか?

が重要であり、これらノウハウの内部化が重要となる。要するに「自分でやる」のが大事。
キーポイントとして、データベースマーケティングによって自動化できるのは、オペレーションであり、戦略が自動化されるわけではないということ。マーケターの問題解決フェイズとして

最適化(Optimization)
推論(Reasoning)
類推(Analogizine)
創造(Creating)

があり、データベースマーケティングは現状では、最適化レベルであり、推論を支持するというあたりなのかなと感じた。
また、最近の動向として「ROC:Return On Customer」がフィーチャーされた。これは、高度なデータベースマーケティングによって、将来のカスタマーを前借りしているのではないかという考え方から発想されている。たしかにROI(Return On Investment)というのは、企業基点の発想である。
データベースマーケティングに関しては、個人情報保護法など逆風もあるが、サーチ技術の進歩などによって非構造化データの取り扱いも見えてきており、面白くなってきている。

興味深かったポイントとして、大切なのは

データを貯めるのではなく流すこと

ということ。StreamingかつRealtime。