ポーラ美術館エントランス

先日、Webサイトをお手伝いしているポーラ美術館セザンヌ展プレスデーに参加しました。

せっかくなのでたまにはブログにしてみます。※ めっさ手前味噌です。ご容赦ください。

 

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ポーラ銀座前から貸切バスに乗車して箱根に向かいます。別にカラオケしたりゲームしたりみたいなことはしません。(でも、ほとんど見ず知らずの人たち同士なんだし、自己紹介タイムとかやったらネットワーキングも出来て楽しいだろうになぁとは思う。ただ、だからといって人見知りな私が積極的に動くことはない。)

途中、海老名のPAでトイレ休憩があるわけですが、下りの海老名PAにはスタバはありません。スタバ中毒じゃないので別に良いけど、俗世から箱根へのスイッチを切り替えるべく無駄に高いソフトクリームを食べます。

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コーンがラングドシャで、550円。

とにもかくにもポーラ美術館に到着しまして、館長のお話しを拝聴しまして、担当学芸員さんによるガイド付きで展示スペースを周ります。

企画展サイトを担当させていただいていて、制作時に代表作をディスプレイでずっと見ているわけです。そんな絵画たちを生で観ると、美術に明るくない私ですらもグワッと掴まれます。

とくにセザンヌをもっと楽しむための4つのキーワードは、その作品を目の前にすると非常によくわかります。

多視点については、作品横にて上映されている説明ムービーが凝っていてめちゃ分かりやすいです。
細部にフォーカスすると現実にはありえない歪みが確かにあるのに、全体を眺めると違和感のない構図というのは興味深いです。

また、構築的筆触という“いつかどこかで物知り顔で使いたいワードベスト10”に入るキーワードについても、その作品を色んな角度から観る(EXILEのChoo Choo Trainのように作品前にてあらゆる角度から、つまり会場の光を使って正面以外からも鑑賞する)ことで、ダイナミックな筆使いが非常によくわかります。

会場の入口には、恒例となったフォトパネルがあります。今回は《砂糖壺、梨とテーブルクロス》なわけですが、ポージングに迷った挙句、多視点を生んでいるラム酒の瓶になってみました。おばちゃんの失笑なんて、近代絵画の父を前にしてはまったくもって些細なことなわけです。

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ところで、企画展もさることながら、ポーラ美術館はコレクション(常設展)も手抜かりございません。

レースの帽子の少女》も帰ってきてるし、《アネモネ》美味しそうだし、《睡蓮》も《睡蓮の池》も鎮座ましましてるし、《ルーアン大聖堂》はやはり生じゃないと例えディスプレイが4Kでも陰影の妙は100%体感できない。

そして、超絶おすすめコレクション企画が「ルネ・ラリックと香水瓶」と「じっくり」です。

※ 許可を得てプレスバッジを付けて撮影

香水瓶の展示は、香水が一般大衆化していった時代の流れを、当時の雑誌広告と併せて観ることができます。

「じっくり」シリーズは毎回、「美術なんてよく分からない」「ウンチク語れないとダメなんでしょ?」みたいな人たちにも、「印象派ってのはね・・・」と通な人にも、新しい視点を提案してくれる展示になっています。
今回は、音。これ、すっごい気持ち良い。

森の遊歩道

で、リラックス度合いを最大化するスポットが森の遊歩道です。ポーラ美術館に行った時には、かならず寄ってから帰ります。今回も一人でプラプラ歩いて戻ってきたら「何処をほっつき歩いてた」と同僚に叱られました。

さて、美術館といえば、ミュージアムショップのセンスも否応なく光るわけでして、今回も色々商品企画されているわけです。アップルパイの隣にヤムチャを陳列してセット販売してみてはどうだろう…とかそんな低レベルな話ではないわけです。

企画展グッズ

企画展グッズもさることながら、ショップスタッフがセレクトした色んなアイテムを見るだけでも間違いなく楽しい。誰かにお土産を買いたくなるわけです。

というわけで、なんとなく買ってしまった氷の上にペンギンが立っている氷の型。温暖化へのメッセージも込められている哀しい氷。

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で、お腹が空いたら、レストランにて企画展コースなのです。

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プレスデーということで、立食形式でいただきました!

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鴨が野趣あふれる味わいで美味かったです。

というわけで、これから箱根がますます気持ち良くなる季節。
小田原や湯本から直通バスも出ちゃってるし、ちょっと足を伸ばして、リア充していただければ幸いです。