ボランティアのお手伝いでは、NPO法人オンザロードが手掛けているボランティア活動にお邪魔させていただけた。

今回、お手伝いさせてもらったボランティア活動は

  • ニーズ調査
    被災者が困っていることをヒアリングして支援する。この日は、側溝に泥が溜まっていてすぐに冠水するという地域で泥かきをした。
  • 避難所でのサポート
    コミュニティスペースで避難している人の話相手になりつつマッサージをしてあげたり、お風呂の用意をしてあげたり。
  • 店舗再生
    営業再開するために店舗に溜まった泥や瓦礫を取り除いて掃除をする。この日は、自転車屋さんのペンキ塗りをしたとのこと。
  • 拠点(アジト)整備
    僕が参加させてもらったのはこれ。ボランティアが寝泊りする拠点を活動場所に近いところに移すための準備。

渡波地域の倉庫に拠点を移すべく整備をする。そのお手伝いをすることになりました。

津波で泥を被ったりした倉庫だけど、中はほぼ片付けられていた。ここにボランティアに来られていたのは、60歳以上のオジサンから20代の女性まで年代はさまざま。週末だけ自分の車で来て、作業して東京に帰るという人もいた。

この日の作業は、周辺道路の泥かき。ガードレールの足元が埋まっているが、これは津波で泥が堆積&地盤沈下で冠水するために道路を嵩上げして整備したため。

この泥をシャベル(東京弁ではスコップ?)で掘るとヘドロが出てくる。重くて臭いがキツイ。これを土のうに詰める。

土のうはトラックに積んで、ガレキ置き場に持っていく。2時間ちょっとの作業だったけど、ガッツリ汗をかく。真夏の炎天下での作業は相当、大変だったと容易に想像がつく。午前と午後3時間づつくらい作業をするらしい。今でこそ、アスファルトで舗装されているが、それまでは街中、埃が酷かったという。マスクとゴーグルをしないと気管支炎になる人も多かったと言っていた。

津波で堆積したヘドロをかき出す作業はある程度、一段落していて、これからは被災者の自立支援がメインになっていきつつあると現場のリーダーは仰っていた。拠点(アジト)でも地場の雇用やコミュニティを生んでいくことをしたいという。

各地に散らばっていたツアー参加者が再集合して昼ごはん。被災を立て直して営業を再開したお食事処にて。

次はNPO法人オンザロードの活動拠点に移動。

(続く)