今期、3時間×7回ではあるが「MOT」の教育を受講してみることにした。

MOTの説明ははてなダイアリーに任せるとして、広告宣伝を業務としている人間がなぜ思い立ったかについて。

広告宣伝の効果測定(マーケティングROIの定量化)をするには、マーケティング戦略とそれを支える情報システム戦略が整合性を持っていなければ実現が難しいと常日頃感じている。

「その広告をうって、どれくらい効果があるの(あったの)?」という問いに対して、主張できる効果としては、グループインタビューなどの定性効果以外には、サイトのPVやお問い合わせへのコンバージョンぐらいしか実質的には定量効果を示せていない。SIなどは提案の足が長いために広告プロモーションをして、すぐに売上に結びつくようなものではない。よって、広告の効果=売上ではない!という主張をして、前述のようなKPIを設定・評価するわけだけど、そうすると広告宣伝費は、あくまでもコストと見なされてしまう。コストは削ると褒められる。それではなんとも面白くない。

コスト=プロフィットにするにはどうしたらいいか?
について考えていくと、やっぱり経営サイドから眺めてみないと、と思いをめぐらせることになる。しかし、いきなり経営ってのも胃がもたれそうなので、テクノロジーマネジメントから始めてみようと考えた。

あと、広告宣伝人間がマーケティングを思考しているのは当然だし、最新動向を追うだけではいつまでたっても「追いかける」ことになる。テクノロジーサイドからコミュニケーションデザインを捉えることで、どこかに「先回り」できないかな、とも考えた。単にCRMシステム入れたらOKとか、行動ターゲティングの仕組みがあればOKとかいうのではなく。

もしかしたら全くの的外れかもしれないけれど、なんにしても学ぶのは楽しい。

ちなみに少し前まではMOTといえばこれでした、実は。