【連載】新時代のITキャリア 第2回 「ベンダー・マネジャー」 : トレンド – Computerworld.jp.

ハードウェア/ソフトウェア・ベンダーやサービス・プロバイダーといったサプライヤーと、自社のIT部門との取り引きを統括し、製品購入の交渉や契約などを支援/管理する。世界規模に支社を展開する国際企業なら、IT部門から独立した組織として「ベンダー管理部門」を設置することが望ましい。

クライアント企業にこの「ベンダー・マネージャ」が浸透すると、SIerの営業スタイルというのも変わらざるを得ないでしょう。ユーザ部門へのアプローチとベンダーマネージャへのアプローチ、決裁者へのアプローチといった具合に、組織的な営業が求められることになります。

しかし、中堅中小企業のほとんどは社内にそういう部門を置くことは難しいはずです。となると、この部門をアウトソースすることになりますが、一枚挟むことによるコスト増も気になるところ。そもそもSIerがベンダーフリーできちんとコンサルタントしてほしいと思うのは自然だと思います。

ということはSIerにとって、特定のベンダーやサプライヤーに偏った関係があるというのはマイナス要素になってしまいまうなと思いました。