サンタさんへの手紙

この時期、年ごろの子供たちを持つ親たちはリサーチャーとして大いに働いている。

「サンタさんに何をお願いすんねん?」

チビどもに、ずっと思っているモノがあって徹頭徹尾一緒のことを言う場合には良いんだけど、やはり揺れる子供心というのがある。訊くたびに違う回答。こればかりは適当なペルソナ設定では逃げられない。

仮面ライダーウィザードのベルトやソードガン。ウルトラエッグ。ウルトラマンの人形。動物のフィギュア。ヘラクレスオオカブトもしくはその幼虫。自転車。そこに親の思惑や在庫状況も絡み、プロジェクトは果てしなく緩く進展する。The project can’t be managed!

そして

「子供さんはサンタクロースって未だ信じてる?」

ってのもよく交わされる会話。

そこへの明快な答えとしては、8歳の女の子Virginiaが「is there a Santa Claus?」と質問したニューヨーク・サン紙の社説の回答があまりにも有名。

ホンマこの通りやと思う。この世には科学で解明されてないことのほうが多いし、目に見えないもののほうが多い。分からないことだらけ。揺れ動いてこそ子供心。「これじゃない!」を恐れるな!

万が一、サンタがプレゼントをこっそり持って来てなかったとして、それがサンタがいないって証拠にはならない。実際、僕たちはサンタになりきって、こっそりとプレゼントを買って、隠して、寝息を立ててるチビどもの枕元に、計算され尽くしたレイアウトでセッティングして、ドヤ顔でワイン(もしくはチビどもが残したシャンメリーを焼酎で割ってみる)を飲むのです。できることならば、妻と久しぶりに二人でシャンパングラスを・・・と言いたいところだけど、間違いなく奴も寝息を立てて寝ていることでしょう・・・。あ、洗い物せな。

なにはともあれ、思いっきりサンタの言いなり、思惑通りなわけなのです。

Mission (will be) Accomplished!!

Merry Christmas to all over the world’s Dad!!