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先日の5月28日に母が亡くなりました。

癌の再発、治療中に脳内出血と脳梗塞を併発、癌の治療は断念しつつも残りわずかな余命を穏やかに過ごそうと決意。そんな矢先の大規模な脳内出血、そして脳死。人工呼吸器による延命、心停止。

覚悟はしていたつもりでも、本当にそれは“つもり”でしかなかったようで、なんだか未だ捉えきれていない自分がいます。ダメダメやな、長男。

思い起こせば12年前の2000年。私が就職した年。大阪から東京に出る私に対して、母の言葉は

「少なくとも三年は辞めずに働きなさい。」

どこぞの新書のタイトルみたいですが、私はこの“言いつけ”が心の片隅にありました。また、大阪から出てきてすごすご尻尾巻いて逃げるわけにはいかないという変な負けん気もあり、結果的に“言いつけ”を守って丸々12年間、辞めずにきました。

12年間働いて、今年36歳。

なんかキリが良い。

というわけでもないのですが、広告会社に転職を決めました。

広告主から広告会社に移ることには正直、不安は山盛りですが、性根を叩き直して、武者修行する気持ちで行ってまいります。本件についてキチンと直接、ご報告できなかった方々、失礼をお許しください。申し訳ありません。

先日、ゴールデンウィークに母の見舞いに行ったときに、母には言いました。良いとも悪いとも言わなかったけれど、今までそうだったように、私の決断を信頼してくれてはいたように思います。意識のあるうちに言えてよかった。

母の死で、自分のルーツを感じ、生きるということを深く考え、そして生かされているということを改めて思い知らされました。

 

私の命の使い道は

「BtoBマーケティング、特に日本のBtoBマーケを引っ張る」

たとえ片隅のほうでちっちゃくウンウン唸ってるだけであったとしても、しっかり汗かきたいと思っています。

今を精一杯生きた母に恥じないように、そして息子たちに“親父の背中”を見せられるように。

 

冒頭の写真は、私の親父と私の弟二人と私の息子二人。ちょっとくらいはしっかりしないとなぁと思った今日この頃です・・・。