アイディアを再構成に行き詰ったときに、物理的な再構成、要するに机やファイルボックスをお片づけしてみることにしている。
で、「部屋の片づけをしているときに、目に留まった本を読み始めて、結局着手前より散らかっている」 という状況が起こる。
でも、あえてこれを良しとして、
- お片付けしたり捨てたりするモノ
- 気になったので今、読んでお片付けするモノ
- 進行中のタスクに関係しそうなので傍らに置いておくモノ
なんてのを自分で設定して、時間内にとりあえず最後までひっくり返してみる。すると、一度目を通したモノのなかから、改めてコッチに働きかけてくる資料なり書籍ってのが出てくる。
夕学五十講 平松庚三氏「あえて火中の栗を拾う」
そんな働きかけてきた資料のなかのひとつ。2007年10月30日の講演。当時、ライブドアホールディングスの代表取締役社長。
実はこの講演は、当時、これまでにないくらい心に刺さってなんだか涙が出た講演だった。その講演資料のメモ書きを思い起こすべく、言語化しておこうか、と。
転職の戦略性
講演では、転職をストラテジックに捉えているか?を強く問われていた。つまりは、
自らをプロダクトとして高めているか?そのプロダクトを戦略的にプロモーションしているか?
また、前ライブドア社長の堀江氏について
人のやらないことをやってきた
と評価されていた。私もこの講演をキッカケに、きっとどこか途中でボタンを掛け違えたんだと思うようになった。
ネアカ主義
報道に追い掛け回されていたときでも忘れずにやってらっしゃったこととして、ネアカ(フリをすること含む)を挙げておられた。ネアカの方法として
- ドッシリと構える
- いつも笑う
- 大きな声で笑う、話す
その効用として
- 周りをだます
- 自分もだまされる
これはときに危機的状況であるときに効果テキメンということだった。
一番やってはいけないこと
最後にやってはいけないこととして
決断しないこと。遅らせること。
楽しいか、楽しくないか
60歳なんて「ハナタレ小僧」だと繰り返し言われていた。判断基準は、「楽しいか、楽しくないか」。
改めてじんわり腑に落ちる。
2009/02/11 — 12:00 AM
あえて火中の栗を拾う
CNET Blog「自分、再構築中」より 昨今の世情では何に対しても保守的になり