さて、今月も。

なお今月に、速読のコツなるものをおぼろげながら掴んだ結果、5冊+1冊ほど読むことができた。 これは“勝負脳”でも触れられている「目標と目的」を明確にした結果、脳を効率よく使え始めているような気がしている。

<勝負脳>の鍛え方

記憶というものはそもそもすぐに忘れるようにできている。ただし、イメージ記憶を引き出しやすくすることはできる。 その方法は

  1. 人の話はできるだけ興味を持って、感動して聞くようにする。
  2. 覚える内容にも興味を持ち、好きになるようにする。
  3. 長時間の学習はできるだけ避け、時間を限定して集中して覚える。
  4. 覚える内容を、自分の得意なものと関連づける。
  5. 声に出して覚える。
  6. 覚える内容ついて、自分で独自に考え、勉強する。
  7. 覚えたものは、その日のうちに一度、目を閉じて声に出してみる。

さらに、人間が目的を達成するためにどうすれば良いかということで、サイコサイバネティックス理論が紹介されている。それが次の3つの作業。

  1. 目的と目標を明確にする。
  2. 目標達成の具体的な方法を明らかにして実行する。
  3. 目的を達成するまで、その実行を中止しない。

当たり前っちゃあ当たり前だけど、それを脳の仕組みから説明されている。脳の仕組みを考えるのって好き。

HOPE!おばちゃんとぼく

私の師匠である阪本さんが書いた初の小説。師匠曰く「(泣いてまうから)電車の中で読んだらアカン」ってことでしたが、言いつけを破って電車で読んでしまった。そして、涙。ストーリー自体が、今年のテーマである禅ソウルに溢れており、共感したり自戒したりできるのだけど、なによりグッときたのは「北畠とお好み焼き屋」のクダリだった。

天王寺からチンチン電車に乗る、という展開になったとき、私の想いは一気に高校時代に戻った。 天王寺界隈は高校時代を過ごした庭みたいなモノ。高校自体はチンチン電車の「北畠」駅前にある、なんてことを思っていると、小説のなかにも出てきた!懐かしい、懐かしすぎる!!と思ってストリートビューしてやろうと思ったら、未だ収集されておらず・・・。

その後、主人公は“おばちゃん”が趣味でやっているお好み焼き屋に行くわけだが、実は私の母方の祖母も、住吉大社前でお好み焼き屋をやっている。(今は、祖母は亡くなり、叔母が継いでいる) あまりにもドンピシャにハマッてしまい、“おばちゃん”の息子のクダリでたまらず涙した(最近、親子モノにはめっぽう弱い)。

読後感は爽快で、まさしくHOPEをもらえる(正確にいうと、自分で作り出す手助けをしてもらうってイメージ)。

まずは2冊。つづく・・・。