プラットフォーム戦争というほど大げさなものでもないですが、そう言えなくもないなと最近、思うことがありました。

Webサイトに関するコンテンツ制作やCMSの機能開発、運用管理について、制作会社やエージェントである広告会社とのやり取りは、メーリングリストで行っていたのをやめて、開発会社が提供しているタスク管理Webサービスを利用しています。

もうメーリングリストに戻れない

CMSの基盤開発完了とともにメーリングリストでのやり取りに戻ろうと、制作会社は考えていたようですが、クライアントである私が頑なにメーリングリストへ戻るのを拒みました。メールの量を減らすことが業務効率に繋がる最も簡単な方法であるというのを体感してしまったからです。

今では、メーリングリストでやり取りするのは、タスクとして立てている案件以外の問い合わせや、ミーティングのスケジュール調整くらいです。ミーティングの開催回数も減ったと思います。

タスク管理の集約

そんなわけで、特定の制作会社や広告会社間のやり取りに閉じるのではなく、同じプラットフォームで、別の制作会社や広告会社とのやり取りも行うべく、集約しはじめました。初めは各社戸惑われるようですが、ネット系制作会社ということもあり、慣れるのは早いです。(そういった意味では、広告会社の方が慣れにくい)

これで、さらにメールを減らすことができ、チェックすべきサービスが集約されるので、さらに効率化されます。

タスク管理とタスク管理とがぶつかる

集約を進めていくうちに、同じようなことを考える広告会社(やはりネット系)がおられます。つまり、当方としては集約しているタスク管理ツールに集約したいが、先方としては当然、先方のツールをベースにしたいわけです。

幸い、当方のタスク管理はサイトラウンチまでのフロー情報を扱うのに対して、先方のは公開後の運用管理やレポートなど、どちらかというとストック情報を扱うということで、役割分担はできましたが、完全にバッティングすることも十分に考えられます。

とすると、データの標準化をしてAPIで繋げるとバッティングしないよね、と思うわけです。 インタフェイスは各社好きなツールを使えるというわけです。と、ここまで考えるとメールとほぼ変わらないような気がしてきます(要するにソートの方法の違いに過ぎない)。

何はともあれ、プラットフォームが主戦場なのかな、と。 同じようなことを考えてる広告会社のタスク管理はForce.com上で構築されているそうですし。