現在、全社プロモーションとして「コミュニケーションセキュリティ」ってのを展開してます。このコミュニケーションセキュリティってのは造語で、ビジネスコミュニケーションを阻害しないセキュリティってのがコンセプトとなります。そのあたりの認知を高めるキャンペーンとして、日経BPネットにて編集特番をスタートしました。

仕事がはかどるセキュリティとは

意識あわせの打ち合わせでは、出演者みんな説明はスルスルとできるのですが、照明が入って、カメラが回ると途端にガチガチになります。エバンジェリストというかある意味、社内に潜在しているプロフェッショナルを引っ張り出して、メディア対応のトレーニングをするというのも、今回の成果の一つになるかな、と考えています。

それにしても、エバンジェリストを作り上げて、その人のキャラクターでプロモーションしていくのは外資系に、かなり先に行かれているなぁと思います。このあたりは「モノ作り」と「コト作り」の意識の差というのもあるのかと思います。

「モノ作り」といえば、まさに日本の得意技で、高度成長を支えた源泉ではありますが、最近は様々な要因もあって、元気がないように思います。大きな要因としては、消費者が「モノ」を買わなくなったということがあると思います。買っているのは「コト」なのです。iPodしかり、スタバしかり。

エバンジェリストに話を戻すと、これまで通りプロフェッショナルたちの仕事の成果としてできた「モノ」のクオリティで勝負していては、消費者と話が合わないということになります。プロフェッショナルがこうやって作っているという「コト」で勝負しないといけない。

これは、製造業やサービス業(とくにコンシューマビジネス)では当然のようになってきていますが、エンタープライズビジネスでももっと意識しないといけないと思います。外資系に比べると日本系企業はこのあたりすごくヘタクソだと感じます。